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2023/07/23 07:04

〜海と山、そして人の豊さを巡らせる活動への一歩〜 

かつて御食国(ミケツクニ)として若狭国・伊勢国とともに朝廷に海産物など献上した淡路島の豊な大地。 

その大地で育つお米は、古の世から人々の心と体を充してきたことと推察します。 近海「鹿の瀬」は豊な漁場。活きの良いお魚が街に活気をもたらしてくれていました。 ほんの数十年前までのことです。 

しかし近年、魚の数が減り、わたしたちの食卓に届く天然のお魚は少なく、小さく、高くなる一方。 
お米農家さんもずいぶん減りました。 

 なぜ・・・? 

淡路島に戻ってからずっと考えあぐねていた時に、ネオニコチノイドという農薬の成分が、稚魚を死なせてしまうことを知りました。
土から雨水を伝って海へ流れ込む成分。研究が続いているようですが、統計が現状を語っています。 

 なぜ・・・ 

嘆くことをやめて、大畑商店は小さな一歩を踏み出します。 
海と山、そして人の豊さを巡らせる一歩。 膨大な手間がかかっても、口にする方の健康と安寧を願って無農薬米を育てる『あいがも農法』の農家さん、一人であいがも農法は無理でも極限までお薬を抑えたお米をつくられる農家さん。 

 そんな強く優しい農家さんにお願いをして、大畑商店は少しだけ高くお米を分けていただいています。 
 あくる年も、またその次の年も、元気いっぱいのお米づくりが続いていくように。 
そして豊な漁場に魚たちが戻ってくれるように。 

 ご賛同いただけるお客さまに、心を込めてお米をお届けしてます。 

 人は自然でつくられる。 
 四代目店主 大畑友美


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